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2026/02/17

シゲマイSS更新 A.二人とも素直じゃないからです

ぞうぜいの春~(-_-;)

エイプリルフールで小島さんの誕生日ですが

特に関係なくシゲマイSSです。

どうぞ。



 

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  A.二人とも素直じゃないからです


進路指導でいつもより部活へ来るのが遅くなった水野竜也は、部室のドアを開けて遭遇した場面に目を見張った。
雑然とした部屋の内にある、二つの人影。
水野の角度からは不確かだけれど、どうやら、キス、していると取れる状況で。
次の瞬間、高らかに鳴り響く、頬をはる音。
顔を真っ赤にした上條麻衣子が、水野の横をすり抜けて走って出て行った。
「……えーと? 何してんだ、シゲ」
一人取り残されている金髪の男に聞く。
「ちゅーしたら逃げられただけや」
両肩を上げるそぶりをして、シゲが言った。
「それにしちゃ、怒ってるみたいだったぞ、上條」
「不意打ちやったからな。タツボンにも見られたし」
「……今度からノックするよ。悪かったな」
「いんや、タツボンが来ることは俺気づいとったよ。外で声しとったから」
「わざわざ俺に見せたわけか? じゃあ」
「うん。お嬢、どんな反応するかなー思て」
「お前な……」
水野は乱暴に荷物を置くと、眉をしかめて言った。
「あんまりからかうなよ。上條なんて耐性ないだろ、そういう遊び」
「慣れとらんから面白いんやん。心配せんでも、その気も全然ない相手にキスは、いくら俺かてようせんで」
「相手に好かれてるからってやっていい事か? お前はどう思ってるんだよ、上條のこと」
「いじめて、噛みついてくるのが可愛いんやん。やりすぎて泣かれるとマジで参るけどな」
「……歪んでんなぁ、お前」
「そうかぁ?」
とぼけた口調で、シゲは言った。
「好きな子ほどいじめたいって言うやんかー」
「お前の中で矛盾がないなら結構だよ」
ため息交じりに、水野は言った。
相手が好きなら、ストレートに仲良くすればいいものを。
なんでこうも、こじらせるのか。
この後の騒動も目に見えるようだったが、水野は静観を決め込むつもりだった。

 
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2014/04/01 笛小説 Trackback() Comment(0)

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