すっかり年始も終わりまして、通常営業ですね。
あっという間です。
それでは続きをどうぞです。
つい先日、拍手くださった方がいらしたみたいで、ありがとうございました(^^)

[0回]
謎解きはディナーの後で4
昼過ぎにかかってきた電話に、麻衣子がなにげなく出ると、相手は同じサークルの友人だった。
『昨日はお疲れー。二日酔いは大丈夫?』
「まだ残ってるわ……飲みすぎね」
『あらあら、麻衣子らしくない。ってか、いつの間に帰ってたの? 昨日は気づいたらもういなかったけど』
「それが、私もよく覚えていないのよ。忘年会の最後まで居て、だれかに送ってもらったんだと思ってましたけど。違うのかしら?」
『ううん、最後までは居なかったわよ、麻衣子。あたしは最後まで居たけど。だれかに送ってもらったの?』
「そう。ほら、一緒に参加してた男の人。名前は、忘れたけど、その人に部屋まで送ってもらったような記憶が、ぼんやりあるのよね」
『……それ、何時頃とかわかる?』
「ぜんぜん。どうしたの?」
『うん、なんかちょっと不自然だなって。飲み会の途中で、酔っぱらった女子、わざわざ送ってくかなぁ。こっちまで聞こえてこないぐらいだから、そんな再起不能に酔ってたわけでもないでしょ? 普通、他の女子に声かけない? 送るにしてもさぁ』
「そういうもの?」
『だと思うわよ。何にもなかったんなら、いいけど』
と言って、友人は本来の用件である、明日にある年末イベントへの誘いを口にした。
特に予定のなかった麻衣子は、了承の返事をして電話を切ってから、あらためて友人の話を思い出した。
藤村成樹の言っていたことと、友人の言っていたこと。
合わせて考えると、なんとなく、今朝の謎が解けてきた気はする。
そういえば、思い出した。彼に、告白されたような?
ずっと好きだった、とか言われたような。
「ええー?」
麻衣子は頭を抱えた。
彼は麻衣子の貴重な男友達としての地位を確立していた。
恋愛対象として見るなんて、考えたこともなかった。
……彼が私を好きですって?
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2014/01/08
笛小説
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